元外資系投資銀行、現金融系スタートアップ企業に勤務する管理人が、オフショア投資の魅力を投資家側(インベスターズサイド)の目線に立ってお伝えするサイトです。

RL360°(ロイヤルロンドン)を徹底検証! 会社概要や商品について詳しく解説

RL360°(ロイヤルロンドン)を徹底検証! 会社概要や商品について詳しく解説
RL360°(ロイヤルロンドン)はイギリスのマン島に本拠を置き、全世界に事業を展開している金融機関です。

月額280米ドル(約3万円前後)から積立投資ができ、高いリターンを期待できることから日本人にも人気のオフショア投資の一つです。

しかし公式サイトは日本語対応していないため、詳しい情報を掴むことができず、一部ではネガティブな口コミが見られ不安に感じる方もいらっしゃいます。

そこで本記事では、RL360°の実態をできる限りわかりやすく解説し、投資対象として適正なのかを分析していきます。

RL360°(ロイヤルロンドン)の会社概要

RL360°(ロイヤルロンドン)の会社概要

RL360°はオフショア地域であるマン島に籍を置く金融機関です。

「RL360°=ロイヤルロンドン」と思っている方が多いですが、これらは別の会社となる点に注意しましょう。

RL360°は元々ロイヤルロンドングループに属していましたが、2013年11月にグループから独立しています。

なおグループから完全に独立したわけではなく、現在でも20%前後の株式をロイヤルロンドンが保有しているといわれています。

この点はしっかり理解しておきたいとことですね。それではRL360°の会社概要を説明していきます。

RL360°についてまとめた簡単な一覧表がありますので、以下をご覧ください。

項目 内容
会社正式名称 RL360°(アールエルサンロクマル)
本拠 イギリス王室属領
マン島
拠点 レバノン
マレーシア
ウルグアイ
ドバイ
香港
南アフリカ
顧客数 世界170カ国に5万人以上
資金管理 IFGLグループで管理
格付け 保険コンサル会社AKGよりB+
主力商品 REGULAR SAVINGS PLAN(RSP)

引用:RL360°IFGL公式サイト

RL360°はイギリス王室属領のマン島に本拠を置く金融機関です。2015年あたりから急激に成長し、5年ほどで市場シェアを3倍にも伸ばしています。

「マン島TTレース」というバイクのレースが開催される島として有名ですね。マン島については後ほど詳しく解説していきます。

拠点はマン島以外にもレバノンやマレーシア、ウルグアイに置き、事務所をドバイ、香港、南アフリカに設置し積極的なグローバル展開をしています。

2021年現在、RL360°はInternationalFinancial Group Limited(以下、IFGL)の一部となっており、主にここで顧客の資産を管理しています。

このIFGLは約240億ドル(1米ドル=100円で2.4兆円)を管理し、全世界に21万人の保険契約者を抱える巨大な金融機関です。

このような急激な成長や資金管理体制を踏まえて、保険コンサル会社AKGよりB+の格付けを得ています。

ただしこのAKGという格付け会社は、スタンダード&プアーズやムーディーズのような大手格付け会社と比較して知名度はないため、信用性がどこまであるかは各々の判断に分かれます。

しかし格付け会社から格付けを得ている、という点は一定の評価に値します。

RL360°の扱う商品は2021年現在では4種類ありますが、日本人の多くはREGULAR SAVINGS PLAN(以下、RSP)という商品に契約することがほとんどです。

このRSPは、月額280米ドル(約3万円前後)から積立投資が可能で、いつでも解約可能な手軽さ、200以上の中から好きなファンドに投資することができます

基本的には積立型の投資信託と同じ仕組みですが、日本の金融機関が扱っていないファンドへ投資が可能です。

ファンドを上手く組み合わることができれば年10%前後の利回りを狙うこともできます。

ここでRL360°が本拠を置くマン島について触れておきます。

本拠を置くマン島とは?

RL360°(ロイヤルロンドン)の本拠はイギリス王室属領のマン島

マン島は独立国家でもなければ、どこかの国の領土でもないという少し特殊な島です。

事実上は、イギリス王室の領土となっており、イギリスとは政治や経済面での繋がりは深くなっています。

マン島の場所ですが、グレートブリテン島とアイルランド島にかこまれたアイリッシュ海の中心に位置します。

RL360°(ロイヤルロンドン)の本拠マン島の場所

引用:Wikipedia

このマン島が発行する債券は、大手格付け会社ムーディーズからAa2の格付けを得ており極めて信用度が高くなっています。

オフショア地域でありながら、OECDからホワイトリストはもちろん、卓越した金融センターとしてIMF(国際通貨基金)からも認められています。

ただしマン島の法律は厳しく、マン島に金融機関として登記するためには財務体質やコンプライアンスが健全かつ、倒産しそうな会社の登記は認めないなど様々な条件をクリアしなければなりません。

実際にマン島には20社ほどの保険会社が登記しており、有名どころでいえばAIAやアクサなが登記しています。

そしてマン島に金融機関として登記されると、仮にRL360°が倒産したとしても法律によって契約者の資産の時価90%が保全されるようになっています。

この点は日本の金融機関と同じ仕組みのため、オフショア投資はとはいえ安心できる材料ですよね。

確かに日本人にとって馴染みが薄いかもしれませんが、金融センターとして地位を築いていることなどを踏まえれば安全な投資先として見てもいいでしょう。

RL360°(ロイヤルロンドン)の主力商品「RSP(Regular Savings Plan)」

RL360°(ロイヤルロンドン)の主力商品「RSP(Regular Savings Plan)」

それではここからRL360°(ロイヤルロンドン)の主力商品であるRSP(Regular Savings Plan)について紹介していきます。商品の概要は以下のとおりです。

日本人がRL360°に投資する場合、このRSPを契約することがほとんどです。

項目 内容
最低投資金額 月額280米ドル(※)
運用通貨 英ポンド
ユーロ
米ドル
スイスフラン
香港ドル
豪ドル
日本円
支払い方法 クレジットカード
銀行振込
積立期間 5~25年
積立方法 毎月
3か月
半年
年払い
ファンドの種類 350以上
手数料 プラン手数料
初期口座管理手数料
積立口座管理手数料
ファンド手数料
ボーナス プレミアムインセンティブボーナス
ロイヤリティボーナス
エクストラアロケーションボーナス

(※)積立年数が10年未満の場合は上記金額の2倍

RL360°のRSPは月額280米ドル(1米ドル=100円で28000円)から積み立て可能ですが、積み立て年数を10年未満で契約した場合は月額560米ドルからとなります

同じオフショア投資であるインベスターズトラストのエボリューションが月額120米ドルですので、少し投資の敷居は高くなりますね。

ただし運用通貨が日本円を選択できるほか、計7種類から選べるという点が特徴として挙げられるでしょう。

支払い方法や積立期間などは他のオフショア投資と差はありませんが、手数料に関しては少し高めといえます。

なおRL360°の手数料とボーナスについては、少し複雑になりますので以下の章にて詳しく解説していきます。

手数料について

RL360°(ロイヤルロンドン)のRSP(Regular Savings Plan)の主な手数料は以下のとおりです。

プラン手数料 年84ドル
初期口座管理手数料 年6%
積立口座管理手数料 年1.5%
ファンド手数料 年1%程度

RSPには大きく4つの手数料があり、なかでも初期口座管理手数料という概念が存在することが特徴です。

ここで初期口座について解説します。

こちらの画像は、積立期間を25年とした場合の初期口座と積立口座を表したものです。

初期口座とは契約の最初の方に貯まる口座のことで、この期間は積立年数によって異なり、積立期間が10年の場合は積立開始から18ヶ月ですが、24年以上になると24カ月となります。

この初期口座にあるお金は原則ロックされ引き出すことはできません。一方で初期口座を積み立てた後は積立口座に切り替わり、こちらについてはいつでも引き出し可能です。

では初期口座管理手数料はいくらかというと、口座の時価総額に対して年6%発生します。

たとえば25年毎月500米ドル(1米ドル=100円で5万円)で契約をした場合、2年後の初期口座残高は500米ドル×24ヶ月で12,000米ドルとなります。

この12,000米ドルに対し6%である720米ドルが毎年発生する初期口座管理手数料ということですね。

そして上記の例の場合、契約開始から3年目以降は総資産に対し年1.5%の積立口座管理手数料が発生します。

積立口座管理手数料は初期口座の残高12,000米ドルに加えて、3年目の積立金額である6,000米ドルを合算させた18,000米ドルに対して年1.5%である270米ドル発生します。

さらに3年目は積立口座管理手数料に加えて、初期口座管理手数料である720米ドルも課せられ合計990米ドルの手数料となります。

ではこの990米ドルは総資産に対して何%かというと、990米ドル÷18,0000米ドルで5.5%です。5.5%ということは、2年目までに支払っていた初期口座管理手数料の6%を下回ったことになります。

つまり初期口座管理手数料は、積立期間が経過していくごとに負担は薄まっていくということですね。

またRL360°にはインベスターズトラストには存在しない、ファンド手数料というものが存在します。こちらは委託するIFAによって異なりますが、だいたい運用資産に対して年間1%ほどです。

このようにしてみるとRL360°の手数料は割高に感じますが、マン島の厳しい法規制でこれに対応するための人件費などはどうしてもかかるため妥当な数字といえるかもしれません。

資産管理の安全性を第一に考えるのであれば、多少の手数料の高さは許容する必要があるいうことでしょう。

続いてボーナスについてですが、以下の章で詳しく解説していきます。

ボーナス制度

RL360°にはプレミアムインセンティブボーナス、ロイヤリティボーナス、エクストラアロケーションボーナスの計3種類のボーナスが存在します。

実際に条件を満たしてボーナスを受け取ることができれば、先ほどの手数料を充分まかなうことが可能です。

まずプレミアムインセンティブボーナスですが、年間で5,400米ドル(1米ドル=100円で54万円)以上の積立金額で、さらに10年以上の契約者に対して契約の最初の月に付与されます。

そして契約期間に応じて付与されるボーナスは以下のように変化していきます。

10~14年 月間積立金額
×1.5カ月
15~19年 月間積立金額
×3か月
20~24年 月間積立金額
×4.5カ月
25~30年 月間積立金額
×6ヶ月

つまり長期で契約するほどプレミアムインセンティブボーナスは多くなるということですね。

ただしプレミアムインセンティブボーナスは、5年以内に解約してしまうと消えてしまう点に注意しましょう。

続いてロイヤリティボーナスは、10年以上の契約をして約束通り10年経過すると積立口座(初期口座以外)の時価総額に対して付与されるボーナスです。

ロイヤリティボーナスもプレミアムインセンティブボーナス同様に契約年数に応じて大きくなっていきます。たとえば10年契約の場合のロイヤリティボーナスは2.5%ですが、20年は5%、25年は6.25%、30年は7.5%が付与されます。

ただし積み立てを一時停止していると、この期間はカウントされない点に注意してください。

たとえば20年契約をすれば5%のロイヤリティボーナスが受け取れますが、仮に3年間積み立てを停止すると4.25%までロイヤリティボーナスが下がってしまいます。

最後にエクストラアロケーションボーナスですが、毎月の積立金額に応じてプラスして付与されるボーナスです。

毎月の積立金額が770米ドル~1,329米ドルは積立金額の1%が、1,330米ドル以上であれば積立金額の2%が付与されます。

たとえば毎月800米ドル(1米ドル=100円で8万円)を積み立てた場合、その1%の80米ドルがエクストラアロケーションボーナスとして付与され、積立金額は800米ドルですが、実質880ドル積み立てていることになります。

ここまでをまとめると、RL360°のRSPはなるべく長期で契約し、毎月の積立金額も多めで契約するほどメリットは大きくなるということになりますね。

ただし無計画な契約期間や、無理な積立金額では返って自分の首を苦しめることになるため、ご自身の許容できる範囲で投資するようにしましょう。

なおRL360°とよく比較対象に出されるインベスターズトラストについては、別ページで詳しく書いています。

気になる方はぜひチェックしてみてください。

>>インベスターズトラスト(ITA)を徹底解剖! 元本確保って本当なのか?

関連記事

インベスターズトラスト(ITA、investors trust)は、日本人にも人気のあるオフショア投資の一つです。 低金利時代にも関わらず高い利回りで運用でき、中には元本確保型の商品も扱っています。 しかし公式サイトだけでは[…]

RL360°(ロイヤルロンドン)の契約方法と注意点

RL360°(ロイヤルロンドン)の契約方法と注意点
それではここからRL360°(ロイヤルロンドン)の契約方法と注意点を解説していきます。

まずRL360°の契約をするためには、RL360°を扱うIFAと契約を交わすのが基本です。

ただし、RL360°は日本の金融庁から認可されておらず、国内で広告活動や営業活動は禁止されています。

そのため日本国内でRL360°の勧誘や営業を行っている人がいれば、これは金融商品取引法で違法となります。

しかし投資家側が自らIFAにアポをとり、契約を交わすことは違法ではありません。あくまで自分から契約する、ということであれば法的には問題ないということですね。

ではどのようにして自らIFAにアポを取るのかというと、多くの場合は日本国内にいる紹介者を通じて連絡を取ることがほとんです。図にするとこんな感じですかね。

RL360°(ロイヤルロンドン)の契約の仕組み

実はこの紹介者がRL360°の契約においてはポイントで、いかに優秀な紹介者を選択するかによって、安心して投資が続けられるかが決まります。

RL360°はもちろん、IFAも営業拠点を置く国や地域で認可されて合法的に活動していますが、紹介者だけはどの機関からも認可をされていません。

いってしまえば、資格や実績がなくても誰でも紹介者となれてしまうわけです。そのため、MLM(マルチレベルマーケティング)形式でRL360°が扱われている事例もあります。

特にMLM形式でRL360°を扱う方の中には、全くの金融素人もいることや、新規の契約ばかりを優先させ契約後のフォローは全くせず最悪の場合、連絡が途絶えてしまう方もいらっしゃいます。

そのためRL360°に対して悪いイメージを持たれる方が多いのでしょう。

Twitterを見てみると紹介者の評判が悪いという口コミが多く見られました。

またGoogleの広告で見たことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、RL360°を契約をしたものの紹介者と連絡が取れなくなり困っている方に向けた解約代行サービスもあることから、これだけトラブルの多い商品となってしまっています。

IFAと綿密に連携がとれ、さらには顧客想いの紹介者を見つけることがRL360°の投資で重要なポイントですね。

なおRL360°などのオフショア投資において、詐欺に遭わないための方法について別ページで詳しく書いています。

これから投資を検討されている方はぜひチェックしてみてください。

>>オフショア投資(海外投資)の詐欺手口とは? 3つの事例を基に詐欺に遭わない方法を解説

まとめ

RL360°(ロイヤルロンドン)はマン島の厳しい法規制をクリアした合法な商品です。

主力商品であるRSPも手数料は高めですが、契約時の積立期間や積立金額で投資をし続ければ手数料を回収するだけの豪華なボーナスも備えています。

しかし契約の際にIFAを紹介する一部の紹介者の方が、顧客のニーズを無視した対応をとってしまい、結果としてRL360°の評判が悪くなっています。

オフショア投資は紹介者を通すことがほとんどですが、RL360°に関しても同じことがいえますね。

なおRL360°についてより詳しく知りたい方は、以下のお問い合わせフォームより気軽にメッセージを送ってみてください。

メッセージを送ると私にメールが届き、やり取りが可能です。

>>RL360°についてのお問い合わせはこちら